2,スラムドッグ$ミリオネア
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A,すすめられた
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C,運がよかった
D,運命だった
さて、作品紹介2作目はリアルティーのあるスラム街とクイズ番組を面白いアイディアで描いた2008年公開のイギリス映画『スラムドッグ$ミリオネア』です。これは第81回アカデミー賞を作品賞、監督賞を含む8部門を取った映画でもあります。個人的に見たことあったのですが、最近英語の授業で見たのでご紹介。
ストーリー
スラム街で兄のサリームと共に暮らしていたジャマール・マリク(主人公)がクイズに答えるたびにどんどん賞金が上がっていくクイズ番組「クイズ$ミリオネア」に出演することになる。そこで政治家も法律家も学者も答えられなかった問題をどんどんと解いていく。そこで、インチキの疑いがかけられ、警察の事情聴取で自分の体験から答えが分かったと答え自分の過去を語りだす。
概要
監督は本格派ゾンビ映画『28日後、、、』のダニー・ボイル監督、主演のジャマールを演じるのはロボット映画『チャッピー』のデーヴ・パテール、恋人役のラティカーをフリーダ・ピントー、兄のサリーム役をマドゥル・ミッタル、警部役はイルファーン・カーン、司会者をアニル・カプールが演じています。
リアルすぎるスラム街の描写
インドのムンバイというスラム街をとても刺激的にリアルに表現していており、例えば、汚くて悪い大人の金儲けの犠牲になる子供やギャングの抗争、生きるための犯罪、宗教間の対立による戦争といった内容がしっかり描かれており、正直あまり見ていて気持ちのいいものではないのですが、今こんな暮らしをしている子供が実際にいると思うと考えさせられるものがあります。
とても面白い作品構成
他の映画には無い作品構成がこの映画の魅力、なんとクイズの答えはすべてスラム街での生活の中にありそれを思い出しながら、クイズに正解していくといった面白い作品構成をしています。主に①クイズ番組の中、②警察での事情聴取、③スラム街での体験、そして最後らへんに出てくる④現在の4つの場面で構成されていて、後半までは①、②、③が交互に出てきて少しわかりにくいですが、慣れたらあまり気にならなくなり、逆にその描き方が味が出ていいと思いました。
感想
この映画は面白いや、楽しいのではなく、リアルさがあって苦しくなる感じで言うなれば充実した映画です。先ほども書いたとおり刺激的なシーンが多いので、家族での視聴はあまりおすすめできず、友人同士や授業、1人で見るのをおすすめします。
この作品、あなたの今週の1本にいかがですか?
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